(執筆=原田智津子/秋田県立能代松陽高等学校)
2年間の学習のまとめとして、3年3学期に映画『マラソン』を見せています。45分授業の3コマでは少しギリギリですが、その日の感想やまとめを書く時間も設けています。
自閉症の主人公がフルマラソンを完走する、というストーリーで、韓国語学習だけでなく、生徒に感じてほしいことがたくさん詰まっている映画です。
主人公の話し方がゆっくりで、単語のみで言う場面も多く、生徒は「聞き取れた!」という達成感をもちやすいと思います。またほかの登場人物もゆっくり話す場面が多かったり、数詞がたくさん登場したりします。さらに私は最後のこの映画に向けて、一言フレーズにこの映画のセリフを入れたりしているので、学習の成果を感じる生徒も多いです。
ほかにもたくさん良い映画があると思いますが、私がおススメするとすればこの映画です。
■原田智津子先生の過去の記事
・授業のヒント(2019年5月3日)