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  • 執筆者の写真JAKEHS EAST

ハングル能力検定とJAKEHS

(記事執筆=趙明淑次長/特定非営利活動法人ハングル能力検定協会)


안녕하세요!ハングル能力検定協会事務局の趙です。


ハングル検定は昨年2018年7月からJAKEHSの賛助会員となり、東ブロック定例会や11月の神戸研修に参加する機会を得ました。ハングル検定を受験する団体に高等学校もありますが、数はあまり多くありません。これまで高校で韓国朝鮮語を教える先生方と直接お会いし、お話を伺う機会はほとんどありませんでした。


ハングル検定は1992年10月9日の ‘한글날’「ハングルの日」に設立されました。その翌年1993年6月の第1回検定試験を東京2ヶ所、大阪、福岡各1ヶ所の計4ヶ所で2,010名の出願者を対象に実施しました。


それから26年後の今年6月、第52回検定試験には61ヶ所の試験会場で9,307名の出願者を対象に試験を実施するまでになりました。


‘10년이면 강산도 변한다’ということわざがありますが、検定試験実施から26年が経ち、韓国朝鮮語を取り巻く環境は大きく変わったと実感しています。それはそのまま、高校で韓国朝鮮語を教える先生方が感じていらっしゃることでしょう。先日参加した東ブロック定例会で配布された資料によると、都立高校で韓国朝鮮語を教える学校は1999年の5校から今年は25校に増えたそうです。幾度の「韓流ブーム」は現在のK-POPやKカルチャー、K-文学人気へとつながり、10~20代の学習者は今後も増えると予測されます。しかし学習者は増えても、都立高校では依然として韓国朝鮮語を教える教員が不足していて、数名の先生方がいくつもの学校を掛け持ちで教えているのが現状です。


こういう状況の中でも、高校における韓国朝鮮語教科の定着のために日々奮闘し、生徒のモチベーションアップに悩み、高い志を語る先生方と知り合うことができたのは、私にとってとても価値のあることです。


日本語母語話者のための韓国朝鮮語学習到達度をはかる試験を実施すること、そして社会的評価を与えること、韓国朝鮮語の普及に尽力すること。私は協会設立の理念を実践すべく、現状に即した活動を今後も展開したいと思います。当面の課題は、JKS創立20周年記念事業の一環である「高校生のためのモニタリング試験(仮称)」を成功裏に実施し、その成果を高等学校における韓国朝鮮語教科の定着と学習のレベルアップに役立てられるよう、力を尽くしてまいります。皆様どうぞよろしくお願いいたします。


最後に、今年の「ハン検*」ポスターのキャッチコピーを引用します。

「好きだけで、終わらせない」

*「ハン検」は「ハングル」能力検定試験の略称です。

 

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