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  • 執筆者の写真JAKEHS EAST

【報告】JAKEHS全国研修会(2018.11.23-24)

(記事執筆=石黒みのり/都立高校講師)

2018年11月23日(金)から24日(土)の2日間にわたって、神戸韓国教育院(兵庫県長田区)にて全国研修が行われました。なぜ場所が神戸なのかというと、教科として初めて「朝鮮語」が設置された地域が神戸だからです。


そのような場所で韓国朝鮮語教育の歴史をふり返り、「過去」・「現在」・「未来」と韓国・朝鮮語教育の変遷を確認しながら、授業づくりにおいて欠かせない「目標と評価」についての研究を深めるという意義から、今回のテーマを『朝鮮語教育の「過去」「現在」「未来」と「目標と評価」の研究』とし、研修会がスタートしました。


初日の第1セッションでは、「兵庫県における韓国朝鮮語教育と現状と未来」ということで、兵庫県で最初に韓国朝鮮語教育に携わられた先生方、また現時点で兵庫県で教鞭をとられている先生方の報告を伺い知ることができました。


そして第2セッションでは「関東における多言語教育」をテーマに、グローバル化に対応した単元指導案作成の試みと、第二言語教育を選択必修化した東京都立高校での取り組みの現状報告がありました。


休憩を挟んで、第3セッションでは、JAKEHS西ブロックのプロジェクトから、参加者全員で単元ごとにグループで集まり、『好きやねんハングル』を基に「役に立つ年間シラバス作り」を検討しました。


終了後、希望者で懇親会が行われ、親睦を深めながらそれぞれの現状報告等を行いました。


翌日の第4セッションでは、西ブロックからはアクティブ・ラーニングを取り入れた授業報告、東ブロックのグローバル化に対応した単元指導案作成の試み、そして韓国日本語教育研究会から、日本語教育を通して生徒が成長していく様子という、3つの教育実践報告がありました。


終了後、希望者でフィールドワーク「日本有数の在日コリアン集住地域の長田区の歴史と文化探訪」を神戸コリア教育文化センターにご協力頂き、開催しました。開催地の長田区は日本有数の在日コリアン集住地域で、いつからなぜ多く住むようになったのか?等、長田区の在日の歴史や暮らし・文化を、街を歩きながら垣間見ることができました。




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