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  • 執筆者の写真JAKEHS EAST

1年間の収穫とハエたたきゲーム

(記事執筆=山下賀子/神奈川県立S高校)


中国語と英語の免許しか持っていない私ですが、昨年度2年目の生徒の選択科目「ハングルⅡ」でハングル講師デビュー。当初1年間だけの予定でしたが、諸事情により今年度も、初めてハングルを学ぶ生徒が選択する「ハングル入門」を教えることとなりました。ハングルの読み方をゼロから教えることに初挑戦。その授業も無事終わりました。最後の授業で生徒が書いてくれたコメントをいくつか抜粋して、ご紹介したいと思います。



 

(1)最初の目標は韓国語を話せるようになりたかったけど、今『あんにょんはせよ。 ちょぬん 〇〇いmにだ。 まんなそ ぱんがpすmにだ。 あぷろ ちゃる ぷたかmにだ。』しか話せない・・・。何も話せずに終わるよりかよかったかな。1年過ぎるのがあっという間でした。ハングルの授業が一番楽しかったです。卒業してもちょっとずつ勉強していこと思います。


(2)先生は優しいし、授業も歌とかゲームとかたくさんあって楽しかったです。ハングルはあまりなじみがなくてチンプンカンプンかと思ったけど案外わかりやすかったです。テストは嫌だったけど一年間楽しくできました。감사합니다!


(3)最初は全くハングルを知らなくてひとつひとつ覚えることから始まりました。日本語とは全然ちがくて覚えるのも大変でした。いやになって内職したり寝たりしちゃったこともあってごめんなさい。でもわからなくて先生に聞いたらいつも優しく教えてくれました。先生だったから眠い時やテストもがんばれたと思います。1年間ハングルを勉強してよかったなって思います。卒業してもたくさん韓国料理屋さん行きます。


(4)一番楽しかったのは歌を歌ったことと、ハエたたきでやったゲームです。歌を歌った日はハングルの授業が終わった後に歌いながら教室に帰って、教室でもAちゃんやBちゃんと歌ってました。そのくらい楽しかったし、頭から離れないです。最後まで丁寧に教えて頂きありがとうございました。

 

思った以上に好意的なコメントが多かったのは、この1年の大きな収穫だと思います。あまりハングルが読めずに終わった生徒もいましたが、自分の名前だけは繰り返し書く機会を与えて書けるようにしました。


授業で歌った歌の中で生徒がよく歌っていたのは金明華先生に教えていただいた幸せなら手をたたこうの替え歌“자기소개 노래”です。詳しい内容は私より金明華先生がお書きになられた方がよいと思うので・・・


「ハエたたきでやったゲーム」について書こうと思います。カルタを黒板やホワイトボードでやるにはどうしたらよいかを考えてできたゲームです。


用意するもの)ハングルや絵をかいた用紙(私はA4)、マグネット、ハエたたき2本(できれば色の違うもの)


1)用紙を黒板やホワイトボードにマグネットで貼ります。

2)次にクラスを赤チームと青チームに分け、それぞれのチームで順番も決めます。

3)それぞれのチームから一人ずつ前に出て、教師が読み上げた用紙を探し、ハエたたきで取らせます。

4)何回か繰り返し、たくさんとれたチームの勝ちです。

ハエたたきはドラッグストアで1つ税抜き93円で買いましたが、青い方はすぐにバドミントン部の生徒が折ってしまいました。2年ほど前ダイソーのパーティーグッズコーナーで大きなサイズのハエたたきを見つけて、最近はこちらを使っています。このゲームはもともと中国語を教えるときに取り入れていたもので、ほかのさまざまな言語にも対応可能だと思います。参考になれば幸いです。


私事ですが、残念ながら来年度はハングルを担当できなくなりました。この2年間、様々な面で先輩先生方に支えられ、ハングルの授業をすることができましたことを、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。またいつかハングルの授業を頼まれるかもしれませんので、その際はまたよろしくお願いいたします。

 

■山下賀子先生の過去の記事

文化祭での韓国文化紹介(2018年11月27日)

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