(記事執筆=山田美奈 / お茶の水女子大学大学院)
こんにちは。定例会でお会いした以外の多くの会員の方が画面越しにいらっしゃると思うと、大変恐縮なのですが、以前、新会員インタビューの記事をアップしてくださったので、自己紹介は省略させていただきます。
早速本題なのですが、私がこれまで勉強したことのある外国語(学習歴)は、英語(約10年)、フランス語(1年)、韓国語(1年半)の3つです。3か国語の勉強をした結果、私にとって「韓国語って魅力的だ」という結論になりました。英語については言うまでもありませんが、韓国語とフランス語の簡単な学習経緯が以下のとおりです。
①フランス語
大学に入ると英語だけではなく、2外も履修しなくてはいけませんでした。当時2外は独仏中のなかからしか選択できず(3外として韓国語・アラビア語などは履修できたが、現在は韓国語も2外として認められる)、フランス=おしゃれという漠然としたイメージで仏語を選択しました。授業は、もっぱら文法説明、教科書の文法を板書するのみの淡々としたもので、前述のようなあいまいな動機でスタートした私は、男性/女性名詞をはじめとする文法や発音に馴染めずに、挫折してしまいました。
②韓国語
大学1年のときに韓国実習(日韓国交正常化50周年記念プロジェクト, 外務省採択)への参加を前に少しでも韓国語ができたらいいなと考え、韓国語の勉強をはじめました。もともと、父が韓国出身ということもあり、日常挨拶程度は知っていたものの、家庭内言語は日本語だったため、文字や文法を学ぶのは一からの初級スタートでした。授業は、仏語同様に文法指導が主でしたが、先生と学習者とのやり取りが多く、話す機会も多く与えられる授業だったので緊張もありながら、話せているという実感がもてる授業でした。授業外でドラマや音楽などで韓国語に触れる機会があったので、勉強したフレーズが聞き取れるととても嬉しい気持ちになりました。
★魅力1 学びやすい言語
語順が同じであること、助詞が似ていることなど、頭を悩ませることなくスッと理解できるもので、とてもとっつきやすい言語だなと感じました。
★魅力2 隣国との交流
地理的に近く、韓国へ行くことも他国に比べ簡単(最近は安くなった)、日本にいる韓国人も多いので、身近な国際交流が可能なことも魅力だと思います。所属していた大学では、韓国に関する実習が比較的多く開講されていたため、日本人が韓国に行く、韓国人が日本に来るどちらの実習もあり、そこでは多くの友人をつくることができました。
★魅力3 学習と実践の機会
これは2に関連することですが、勉強して終わりではなくて使う機会が諸言語に比べ、作りやすいと思います。仏語を勉強していた時、フランスに旅行行きたいという考えはありましたが、身近に友人もおらず、気軽にヨーロッパへ行く余裕もなく、フランス語を使う自分がイメージできなかったのも、モチベーションがあがらなかった理由なのかなと思います。今は便利な世の中なので、言語交換アプリなどでやり取りすることは可能ですが、やはり現地の空気を吸い、現地の人と交流することで気持ちの変化があるのではないかなと思います。
★魅力4 韓国文化
今は第3次韓流ブームと言われており、私も韓流ブームのいち担い手です。食はもちろん、K-POPも好きで、聖地である新大久保へよく行きますが、連日人でごった返していて、韓流ブームの熱に圧倒されています。
いくら学びやすい言語と言っても、モチベーションがないと自発的に勉強するのは難しいだろうと、最近は学習者の動機づけについても興味をもっています。
最後に、せっかくなので今年の目標を宣言して終わりたいと思います。今年度は、韓国留学に必要な韓国語能力検定4級の取得を目標に、学習を再開して頑張ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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